上手に医師にかかろう
みなさんが医療機関の窓口で支払うのは、医療費の一部です。残った医療費を健康保険組合が支払いますが、それはみなさんと事業主が納めた保険料からです。正しい医師へのかかり方を心がけ、医療費のムダをなくしましょう。
かかりつけの家庭医(ホームドクター)をもとう
病気やケガのときには、まずかかりつけ医に相談しましょう。専門的な治療が必要な場合には、紹介してくれます。紹介状がないままに大病院に受診すると、初診料が高くなります。
時間外・深夜受診は割増料金
時間外や深夜、もしくは休日に受診したときは、診察料のほかに加算料金がかかります。具合が悪いときは早めに診察時間内に受診するようにし、緊急事態以外の利用はできるだけ避けましょう。
電話による相談も医療のうち
診察のときに聞き忘れたことを電話で気軽に問い合わせていませんか。電話による問い合わせは、再診扱いになり、次回の受診時に自己負担分を追加請求されます。
ハシゴ受診(重複診療)は医療費増を招く
一つの病気で同時に複数の医療機関にかかることをいいます。受けた医療への不安がそうした行為を招いているとしても、医療費を増やすばかりか、検査や注射、薬はだぶってしまいます。納得がいかないときは医師に伝えたり、転院する際にデータの提供を依頼すれば、重複が避けられます。
薬好きも医療費を高くする
薬は医師が診察にしたがって必要なものを処方するものです。必要のない薬のおねだりはやめましょう。かかりつけ薬局をもち、くすりの管理をしてもらうことをおすすめします。